ルフィがヘルメッポをぶん殴った直後から始まります。
ヘルメッポはクズだと、普段は穏やかなルフィの口調も荒くなっています。
それほどヘルメッポの行為が卑劣で、ルフィが一番許せないタイプの人間です。
そりゃそうだよ!
殴られてア◯ロ・レイみたいなこと言いやがって…
よく気絶しませんでしたね。
ヘルメッポはあくまでも親父頼りです。
言いつけてやる!と脅します。
ルフィが『 お前がかかって来いよ 』と、ごもっともな台詞で反論します。
それでもヘルメッポは、親父が死刑にするといい自分では何もせずその場を去ります。
ルフィは呆れ果てて殴る価値もないと相手にするのをやめました。
町民は騒然としていますが、リカはルフィが殴り飛ばしてくれたことを喜びます。
そんなリカにルフィは、もっと殴っときゃ良かったな!と2人で盛り上がります。
しかし、リカのお母さんは違いました。
リカにとってはヒーローでも、町民には反逆者です。
仲間と思われたら大事な娘が殺されてしまうかもしれないと、家に連れ戻しました。
子供ですら殺すと思われているところに深い闇を感じます。
これが海賊ではなく、海軍に対してですからね。
この町で初登場の海軍ですが、海賊から町民を守るはずの立場であるはずが、町民を脅かし悪に支配されているという何とも皮肉な話です。
リカはルフィもゾロも良い人だと信じています。
しかし、ゾロの名を言った途端、お母さんは激昂します。
ゾロはリカのことを狼から助けてくれたはずなのに、お母さんには恐怖の対象としか見られていないようです。
リカはこれ以上はお母さんを刺激して怒られてしまうと思い、ゾロの元へは行っていないと嘘をつきます。
これは仕方がないですよね。
ルフィは途中無言ですが、最後には手を振ってリカのことを見送ります。
コビーはパニック状態です。
例の大佐が怒れば海軍が動くかもしれないと、とても落ち着いてはいられない状況です。
ここでルフィは、
『 その時はその時だ!
おれ ゾロにあってくる 』
マイペースなルフィらしさ全開です(笑)
とにかく自分のやりたい事をやってるだけなんですよね。
だからこそ何が起こってもその時に行動すれば良いのがルフィなんです。
場面は変わり海軍基地。
『 おれは 偉い 』
急に自分の偉さを主張する人物が現れます。
部下の発言として、この人物がモーガン大佐であると分かりました。
モーガンは、町民の"貢ぎ"が少ないと部下に詰め寄ります。
み…貢ぎ?
税金みたいなものかと思いきや、
「大佐への納金に関しましては
なにぶん町人達の懐にも限界がありまして…」
「懐は問題じゃねェ… 要はおれへの敬服度だ!!」
モーガンへ個人的なお金を支払わさせているだけでした。
敬服度があれば金は払えるだろうと。
やっていることがアーロンと同じで最低な行為ですね…
そこへヘルメッポが血相を変えて現れます。
殴られたルフィに復讐するため、モーガンに報告をしました。
一方ルフィはゾロの元へ再びやってきました。
ゾロの話も聞かず、いきなりゾロを仲間に誘いました。一方的ですね(笑)
ゾロはもちろん断ります。
やりたい事もあるし、そもそも海賊に良いイメージが無いのでなりたい訳がありません。
ルフィは、悪いから賞金稼ぎと言われてるから海賊でも別にいいじゃんと答えます。
『 世間でどう言われてるかは知らんが
おれはおれの信念に後悔するような事は
何一つやっちゃいねェ!これからもそうだ
だから海賊にもならねェ!! 』
ゾロからしてみれば、自分の信念を貫いてその道を進んでいるだけなので、結果的にそれが魔獣などと呼ばれてしまっただけなんですね。
『 知るかっ!
おれはお前を仲間にするって決めた!! 』
自分勝手ですねェ〜(笑)
一度決めたらテコでも動かないのがルフィです。
思わずゾロも歯をギザギザにしてツッコミます。
記念すべき一発目のツッコミです。
ルフィは先程、ゾロが狼を斬った話から刀を使えることを聞きます。
ゾロは少しだけ驚いた様子を見せ、正直に答えます。
しかし、刀が見当たらないのでルフィは尋ねます。
なんと刀はヘルメッポに奪われてしまっていました。囚われている以上仕方がありませんが、ゾロにとって命の次に大切な宝物です。
それを聞いたルフィは
ある提案をします。
それは、刀を奪ってくるから、おれから取り返したければ仲間になれというもの。
強引すぎる取引条件です(笑)
さすがにゾロも『 たち悪ィぞてめェ!! 』と短時間にフルツッコミ炸裂です(笑)
そんなツッコミも聞かず、ルフィは1人で基地にのり込みに行きます。
ゾロはルフィの行動が常識外れで驚いています。
ルフィの強さはもちろんまだ知りませんが、この行動力でさえ、ゾロにとっては衝撃でしょうね。
今となってはこの反応を見るのも新鮮ですね。
ここから、ルフィだからしょうがない、っていう過程になっていくのを見ていくのも楽しいですね。
海軍基地の屋上。
何か作業をしている様子です。
ヘルメッポがモーガンに、なんでルフィを仕返しに行かないか訴えています。
理由は、殴る価値もないウスラバカ息子だからだと、殴りながら言いました。
なんだこの親子は(笑)
海軍もこんな親子に巻き込まれて不憫ですね。
モーガン登場。
サブタイトルで出ていましたが、
まさかの片手が"斧手"になっています。
これは…まず一言、どうなってるんですかね?(笑)
持ち手の棒の部分も含めて腕の中に入っちゃってますし、肘も皮膚ごと引っ張られてます。
まるでクロコダイルみたいですね。
リカが磔場に侵入した件を話しています。
モーガンはその件について、殺したかどうかを確認します。
モーガンは子供ですらも手に掛ける危険な思考の持ち主でした。
さすがのヘルメッポもここまでの考えには至ってはいませんでした。
モーガンは、部下の中尉に殺してくるように命じます。
しかし、たとえ命令でも幼い少女を殺すなんて非人道的なことなんて出来ません。
そんな中尉を、モーガンは反逆者と呼び何と切り捨ててしまいます。
実は海賊なのではないかと思うくらい残虐な人間です。
この海軍基地では、どうやら大佐が最高位で、一番権力のある偉い立場の人間のようです。
『 偉い人間がやる事は全て正しい!!! 』
もはや権力に取り憑かれてしまっています。
恐怖独裁政治です。
なんと自分の像までも作らせてしまう始末。
まるでフ◯インですね…
町民から巻き上げていた貢ぎ金も、この像を作るために使用していたのでしょうね。
一方基地にのり込んだルフィは、刀を持つヘルメッポを探しますが、海兵すらも人っ子一人いません。
それはなぜか、海兵は全員、屋上で像の立ち上げに駆り出されているからでした。
像の立ち上げの最中、1人の海兵がぶつけてしまいます。
その音を聞いたルフィは、屋上へ向かいます。
『 ゴムゴムの…ロケット!!! 』
ルフィ2つ目のゴムゴム技です。
主に移動手段で使われていますね。
モーガンは、像をぶつけた海兵に反逆者として斬りかかります。
今更ですが、こんな最低最悪の上司ですよね。
海兵にとって絶体絶命の中、ルフィが下から飛んできます。
勢いで縄に飛び付いた為、そのまま像は倒れて割れてしまいました。
このシーン、ムチャクチャスッキリしますよね(笑)
モーガン涙目です(笑)
『 ご…ごめんなさい 』
状況を察してか、とりあえず謝るルフィ。
空気を読んだんですかね(笑)
モーガンはブチギレます。
長い年月をかけて作った像を一瞬で水の泡にされましたからね(笑)
ヘルメッポも犯人を見つけた!と大騒ぎしますが、ルフィに捕まり室内に連れて行かれます。
屋上が大騒ぎの中、海兵が磔場に誰かいると報告します。
モーガンは超興奮しており、手当たり次第に手をかけそうな危険な状態です。
磔場に来たのはルフィの後を追ってきたコビーでした。
ルフィが単独で基地の中へ向かったことを知り、またムチャクチャなことを、と心配します。
ゾロもルフィの行動に驚かされています。
コビーは、先程のゾロの捕まった理由を聞いて助けようとします。
ゾロはコビーを心配しますが、コビーは正しい海兵になる為と、ルフィが海賊王になると話します。
コビーは自分の信念に向かって突き進むと決めていますね。
そしてルフィが海賊王になる事も心から信じています。
ゾロはその発言に驚きます。
海賊王を目指すというのはそれほど突拍子もないことなんです。
『 だけど本気なんです 彼はそういう人です!! 』
ルフィの事を信頼しているのが伝わる良いシーンですね。
しかし、ここで突然コビーが撃たれてしまいます。
射撃の腕凄くないですか?
伊達に海軍は普段から鍛えてるわけではないみたいですね。
モーガンが睨み付けていますが、それ以上にゾロも怒りで睨み返します。
そんな事もつゆ知らず、ルフィはヘルメッポを引きずり回しながら刀を探している所で今回は終わりです。
果たしてコビーは無事なのでしょうか!?
第5話 "海賊王と大剣豪"をお楽しみに!