ONE PIECE(ワンピース)
第1話『ROMANCE DAWN ー冒険の夜明けー』
記念すべき第1話。
この物語を始めるのに相応しいタイトルですね。
このタイトルについては、物語の最後まで重要なワードになりそうではあります。
特に夜明けというワードはワノ国編でよく登場していた印象も強いですね。
苦しい時期や時代が終わり、新しい時代がくる、という様なイメージでしょうか。
ただ、『 ロマンスドーン 』という言葉自体は物語の中では明言されていないんですよね。
いつかこの言葉が物語の中で使われたらと思うと…想像しただけで鳥肌が立ちますね(笑)
『 それが、ロマンスドーン("冒険の夜明け")だ。』
ドン!!!!
見開きで…シャンクスが言ったらエモいですよね。
冒頭はロジャーの処刑シーンから始まります。
ロジャーの処刑間際の一言から大海賊時代が幕開けとなりました。
歴史上ただ一人、海賊王と呼ばれた男です。
その影響力は絶大で、歴史に名を刻んだのは勿論のこと、後世にも語り継がれています。
アニメの初代OP「ウィーアー」の冒頭の語りのイメージがありますね。
ちなみに映画の特典で第0話が描かれましたが、そこには若かりしシャンクスや七武海のメンバーなども、この処刑を見守っていました。
そういえばこの頃は配信電伝虫は無さそうですよね。現地で見るのも一苦労だろうな…入場規制とかしていたのでしょうか。
子供の頃のルフィと、若いシャンクスが初登場。
この頃のルフィは田舎の小さな村に住むどこにでもいそうな少年ですね。
シャンクスの気の良い兄ちゃんの感じが良いですね。
映画からの情報ですが、実は懸賞金が10億を超えていたと…額だけならカタクリクラスですね。
ルフィの世話焼き係でもある、マキノさん。
いつでもルフィのことを想い、暖かく見守ってくれています。
こんなお姉さんが近くにいたら素敵だなぁ…誰からも愛されてるというのが雰囲気だけで伝わってきます。
ルフィはいつもの通り宝払いで注文しています。シャンクスは詐欺だと言いますが、この時のルフィは本気で言っていると思います。
そんなルフィに、マキノさんは期待して待ってるわと微笑みます。
なんて平和なやり取りなんだろうか!!
でも実際に、ルフィが宝払いをしに訪れるシーンは見てみたいですね。
ルフィが海賊王になった後のお話でしょうか。
何年後かにルフィが貫禄も出てロジャーみたいになって、財宝を持ちながら『金を払いに来た。』とか言って。
そこで色んな冒険の話もするんだろうなぁ…妄想が膨らみます(笑)
この頃のルフィは、シャンクス達と出逢って、海賊=楽しいというイメージが定着した感じがしますね。
冒険とか、自由とか、楽しいことだらけの世界に自分も連れて行ってほしいという想いが強くみえます。
しかし、楽しいことの裏には危険な事もたくさんあります。
副船長のベン・ベックマンが、シャンクスが一番過酷さや危険というのを身にしみてわかってるということをルフィに伝えますが、
ルフィは『 ? 』と分かっていない様子。
分かんなくて当然だけどね!ルフィこの時7歳だよ!
平和な村だから海賊に襲われたということも無かったのかもしれません。
シャンクスもそこはハッキリ言わずに、ガキすぎるからと突っぱねています。
実はシャンクスもそんなガキの頃から海賊をやっていたんですが…やっていたからこそのアドバイスというか、忠告だったのかもしれません。
ヒグマ登場。
この島にしか出てこない山賊です。
出てきたばかりでいきなりですが、実は生きてるんじゃないかとか、名前が海軍大将のようになっているとかないとか…(緋熊?)
シャンクスがお酒をかけられるシーン。
山賊たちが出て行った後、シャンクスは怒らずになんと一味揃って爆笑してしまいます。
この海賊団の雰囲気が存分に味わえるとても良いシーンですねェ。
別パターンとして、返り討ちにしてシャンクス強ェ!超スッキリ!という展開も見てみたかったですが…
そこを笑って見過ごす所に、大人の余裕があって、尚且つ強者の佇まいも感じれて良いですね。
そんなシャンクスに、ルフィは『 男じゃないぞ!!!海賊じゃないっ!!! 』と憤慨します。
ルフィの中に理想の海賊像があったのに、それに反する行動をされてしまったのが許せなかったんですね。
その後、場面は急展開。
ルフィが勝手にゴムゴムの実を食べてしまい、悪魔の実の能力者となってしまいます。
ルフィの運命を大きく変えた出来事ですね。
ワノ国編ではなんと、実の名前さえも違う能力だと判明しました。
ルフィがたまたま食べてしまったのか、悪魔の実の方から近付いてきたのか…ゾオン系の能力には意志が宿ると、未だに謎な部分が多いですね。
悪魔の実の騒動から場面が変わり。
シャンクス達は再び航海に出ていました。
ルフィがゴムゴムの実を食べてから、航海に出て一度戻ってきてるんですよね。
ここを拠点にしてた理由がゴムゴムの実なら、この時の航海の理由は一体なんだったのでしょうか。
ルフィはシャンクスの行動に幻滅していました。
しかし、マキノは対照的に笑ってられる姿がかっこいいと思っていました。
『 マキノはわかってねェからな 』
『 そう…ダメね私は 』
文字だけで見るとネガティブホロウを受けたかのようなマキノさんの発言ですが(笑)
マキノさんはニコニコしながら応えています。
ホンマ素敵やん…保育園にお勤めの方とかこんな風にお子さんと目線を合わせて話すのでしょうか。
否定しないで、笑って受け止める…宝払いの時といい、マキノさんの穏やかな人柄が垣間見えて、とても癒されます。
マキノさんがいるから地元に帰省したい…そう思わせてくれますね…
マキノさんトークが多いな(笑)
場面は変わり、再び山賊が登場。
この人たちって普段どこでなにしてるんだろう?
ダダン一家と双璧をなしているんですかね。
シャンクス達をバカにされて、反論するルフィ。
この頃から自分より強い敵にも勇敢に立ち向かっていますね。
子供1人で大勢のヤクザを相手に出来ますか?怖いもの知らずと言ってしまえばそれまでですが、それ以上に憧れの人をバカにされるのは許せなかったんですね…ルフィ〜泣
まだ能力者になりたてなルフィ。
当然能力の使い方も分かっていません。
腕力も無いので勝てるはずもありません。
ルフィにだって、こんな頃があったんだな…と親の様な目線で見てしまいますね。
この後にエースやサボと出逢って修行もしますから、おれのパンチはピストルみたいに強いと言ってたのは、見栄を張りたかった…って事でしょうね。
『 ピストルを抜いたからには
命を懸けろよ 』
『 それは脅しの道具じゃねェって言ったんだ… 』
「 海賊 赤髪のシャンクス 」を強く感じたこのシーン。
今までの気の良い兄ちゃんから、海賊船の船長だったんだ!と認識させられました。
ピストルを向けられても一切動じていませんね。ピリッとした緊張感がたまりません。
そして、ラッキー・ルウの一発。
初めて読んだ時、衝撃を受けました。
これが海賊の世界なのかと思い知らされた瞬間でした。
ラッキー・ルウといえば、いつも肉を食っていて、ゴムゴムの実を絵に描いてこんな実を食ったか!?みたいなギャグ要因かと思っていましたが、本職は勿論、立派な海賊です。
シャンクスと意気の合ったプレーもあり、
ラッキー・ルウへの印象が変わりましたね。
『どんな理由があろうと!!
おれは友達を傷つける奴は許さない!!!!』
こんなのを見せられたら誰でもついていきたくなりますよねそりゃあ(笑)
この漢気。これこそシャンクスという海賊。
手配書だけでは絶対に見えてこない人柄です。
いつだって芯が通っています。
ルフィの目には、シャンクスのこの台詞が光り輝いて見えたことでしょう。
恐らくこんなシャンクスの姿も初めて見たのではないでしょうか。
からの、ベックマン無双です。
格の違いをお見舞いしていますね。
見聞色の覇気は使っていたのでしょうか。
何気に物語の中で、弾を使わずに銃で殴るだけの戦闘はここだけではないでしょうか。
からの、まさかの煙幕!
普段から持ち歩いて、いざという時に使っているのでしょう。
なんと、あのシャンクスから逃走に成功しました。
シャンクスは絵に描いたように動揺します。
恐らく、四皇になってからはなさそうなシーンです。
まだ若いからか、油断する事も多いんですかね(笑)仲間からもツッコミくらってるのが関係性として面白いですね。
先程の剣幕のシーンからのギャップの振れ幅が凄いですね。
ベックマンだけはやれやれという感じですが、親目線というか、軽く呆れながらも、そんなシャンクスの事を慕ってる、中身を理解しているからこそ付いてきてるといった雰囲気ですね。
本編ではまだ描かれていませんが、この2人の関係性が好きなので、いつか出逢いのシーンを見てみたいですね。
一方その頃、ヒグマはなんと海へ逃走。
56人殺してるのをやたらと自慢してます。
数をちゃんと数えてるんですね。
しかし近海の主が登場。
こんなのがいると、漁師さんも海に出るのに相当な勇気がいりそうです。
ここで56皇殺しのヒグマが食べられてしまいました。
ヒグマ登場シーンでも言いましたが、実は生きてるんじゃないかという話もあり、それはそれで面白いですよね(笑)
ちなみに話は逸れますが、実写版の近海の主はとても怖いです(笑)
ルフィも泳げないんですが、割ともがけているようにも見えます。
最近では仲間が助けてくれる為、海に入ると即沈むイメージが強かったんですが、比べるともがくシーンというのは珍しいかもしれません。
シャンクスがギリギリで助けに来てくれました。
よく海に逃げたと分かりましたね…流石です。
救出は間に合ったのですが、片腕を失ってしまいました…
シャンクスは腕の事には一切触れずに、ルフィがシャンクス達をバカにした山賊と戦ってくれたことに対して、真っ先にお礼を言います。
そして何よりルフィが無事だったことを心から喜んでいました。
シャンクスは仲間や友達を命懸けで守ってくれる男なんです、こんなのされて惚れない生き物はいないんじゃないでしょうか…
この体験からルフィは、海賊になりたいという想いから、シャンクスの様な海賊になりたいと想うようになったわけですね。
これは今のルフィの信念にも強く刻まれています。
仲間をなにより大切にする所には、シャンクスから得た想いを特に感じますね。
ちなみに、見聞色と覇王色の覇気をここでは使っていたのでしょうか。
襲われる前に覇気でどうにかなったのではないか、という意見も見かけたことがありますが、正直ヤボかなと思います。
シャンクスの分かっている行動として、ゴムゴムの実を探していたことが挙げられます。
そんな中、実を食べてしまったルフィのことを腕を食べられてまで助けたことには、シャンクスなりに伝えたい意図がなにかあったのではないかと、未だに大きな謎となっております…
新しい時代に、懸けてきた…
ロジャー船長と同じことを言うガキがいたんだ…
ルフィは自分で海賊になる事を決意。
今まで乗せて欲しい、一緒に連れて行って欲しいと言っていたのが、シャンクスとの一件で考え方が変わりましたね。
ここでルフィをからかうシャンクス。
あんな事件があっても、以前と変わらず最後まで気の良い兄ちゃんは健在です。
シャンクスが麦わら帽子を預ける名シーン。
トレードマークとも言える大切な帽子を、小さな村で出逢った少年に渡します。
必ずデカい男になってからまた再会しようという、男と男の約束です。
シャンクスも、ルフィのことを自分の子供の頃と重ねていました。
ルフィが立派な海賊になり、おれ達を超えていく存在へとなることを待ち望んでいるかの様に微笑みます。
帽子を受け取ったルフィの涙は、嬉しい涙なのか、悲しい涙だったのか、果たして…
そういえばシャンクスの異名は赤髪のシャンクスですが、麦わら帽子の要素は採用されなかったのでしょうか。戦闘中はよく脱いでいたとか?
帽子以上に赤い髪が目立っていたという事でしょうか…この質問こそヤボですね(笑)
ーーー10年後。
いよいよルフィの冒険が始まります。
近海の主もまだ健在でした。
しかし、修行を積んだルフィの足元にも及びませんでした。
記念すべき、一発目のゴムゴムの技、
「 ゴムゴムの銃"ピストル "」です。
ルフィの代表技ですね。
一度海面から顔を出してくる所が可愛らしいですね。
ガープもよくフーシャ村に訪れていましたが、近海の主も流石に軍艦には手は出さなかったのでしょうか。それか、海桜石を敷いてるから気付かなかったパターンかもしれないですね。
エースやサボと修行を積んで、強くなったルフィ。
仲間も10人欲しいということですが、ルフィを除くと9人まで仲間が増えています。
物語も最終章ということで、今後の展開が楽しみですね!
今回の感想はここまでです。
第1話ということで気合入って長くなり過ぎました。
次回は第2話 『 その男"麦わらのルフィ" 』の感想を書いていきたいと思います!
最後まで見ていただき、ありがとうございました。