ONE PIECE 1話から読み直しレビュー

週刊少年ジャンプにて連載中のONE PIECE(ワンピース)を、最新話まで読んだ視点で1話からレビューしていくブログです。

【感想】ONE PIECE(ワンピース) 第2話『 その男"麦わらのルフィ" 』

引用:「ONE PIECE」©︎尾田栄一郎©︎集英社

 

ルフィが小船で出航した所から始まります。

 

物語の中では、ルフィが唯一1人だけで海に出ている貴重なシーンです。

 

なんと帆船ですらない、手漕ぎボートです(笑)


樽に入っているのは食料でしょうか?

ちなみに実写版では、ちゃんと帆があり、樽には魚が詰まっていましたね(笑)


正直、この状態で海に出るのって怖すぎませんか?
しかも泳げないのに…

 

10年間、力や技の修行はしていましたが、航海に関する知識は全く身に付けていませんでした(笑)
計画性なんてあったもんじゃありませんね。

 

引用:「ONE PIECE」©︎尾田栄一郎©︎集英社


イーストブルーにもこんな大渦があるんですね。


ノックアップストリームに乗る直前みたいな見事な大渦です。

 

樽の中に入って助かるという運の強さを、スタート時から持ち合わせていましたね。

 

引用:「ONE PIECE」©︎尾田栄一郎©︎集英社


金棒のアルビダ登場。

太っているのは最初だけなので、非常に懐かしいビジュアルです。

 

ふと思いましたが、ルフィが最初に対峙する海賊の船長が女性って意外じゃなかったですか?

 

仲間の海賊たちがアルビダにびびっています。


こういう海賊たちって、自分から仲間になるのを志願したのか、脅されて仕方なく仲間でいるのか、どっちなんでしょうね。

 

大人しく従っておけば、海賊として暴れられるし、金品を奪ったりして欲しいものが手に入るから良いのでしょうか。

 

黒ひげが言っていた、「海賊」というのは利害が一致していればいいという台詞を思い出しましたね。

 


そして、コビー登場です。


物語の中で随一の出世頭です。

アルビダの船にいた時が唯一の黒歴史でしたね。

 

ルフィに出逢えたことで、彼の運命は大きく変わることになります。

出逢えていなかったら、今でも雑用をやっていたことでしょう。

 

引用:「ONE PIECE」©︎尾田栄一郎©︎集英社

 

ここどこだ?と質問しておきながら、

『 実はどうでもいいんだけどなそんなこと 』と返します。

 

基本的に、興味のないことにはとことんドライなのがルフィです。(笑)

 


コビーはまさかのミスでアルビダの雑用係になってしまいました。


この頃は力がないので、怖くて逃げ出せずにいる状態です。

そんなコビーを根性なさそうで嫌いと、笑いながらサラッと言うルフィ。


現実でこんなに清々しく言われたら傷付かないですかね?(笑)
ルフィはいつも本音を話しているので、考えを包み隠さない所が魅力でもありますね。

 

引用:「ONE PIECE」©︎尾田栄一郎©︎集英社


海賊王を目指し、"ひとつなぎの大秘宝"「ワンピース」を手に入れると話したルフィ。

 

そんな非現実的で夢のまた夢のような話をしてきたので、コビーは全力でそんなの無理だと否定します。

 

この全力否定っぷりも凄いですよね(笑)


ルフィと言えども手が出ちゃうのは仕方ないのかもしれません。

 

でも現実で言えば、利益世界一の企業の社長になるんだ♪と笑顔で話された感じでしょうか?(笑)

 

引用:「ONE PIECE」©︎尾田栄一郎©︎集英社


『 おれがなるって決めたんだから
その為に戦って死ぬんなら別にいい 』


初めてルフィが自分の覚悟を話します。


この強い信念があるからこそ、ルフィはどんなことがあっても夢に向かって突き進めるんですね。

 

この覚悟を、ルフィは麦わら帽子を見つめながら話しています。
これは、シャンクスに対しての誓いでもあるんですね。

 

引用:「ONE PIECE」©︎尾田栄一郎©︎集英社


コビーはこの言葉に衝撃を受けて涙します。

疑いもしなかったくらい、自分の中にはない考えと同時に憧れる部分もあったのでしょうね。


この言葉を聞いたコビーにも、海軍に入りたいという夢がありました。


ルフィの言葉で心が動かされるのが素敵ですよね。それくらい真っ直ぐな言葉なので心に響いたのかもしれません。

 

引用:「ONE PIECE」©︎尾田栄一郎©︎集英社


アルビダに聞かれてしまいました。
当然、裏切り者です。

部下を引き連れてやってきました。

 

今気づきましたが、アルビダがゾロの話をしている時の効果音が、ゾロリ…!!になってますね。心なしかゾロの字の間が空いていて強調されて見える様な気がします。


『 誰だ このイカついおばさん 』


どデカい金棒を振り下ろしてきたどデカい女性に対し、トドメの一撃(笑)
恐いとかいう感情は無いんですかね(笑)

 

手脚の短さがまた良いですね(笑)
まさかのバッカニア族か…

 

引用:「ONE PIECE」©︎尾田栄一郎©︎集英社


コビーは急いで訂正をするように求めますが、ここで先程のルフィの言葉が思い出されます。

 

『 一番イカつい
クソばばあですっ!!!! 』

 

自分がその後どうなってしまうかなど微塵も考える暇なくアルビダに暴言を吐きました。


この行動をさせてしまう程にルフィの言葉が突き動かす原動力となっています。

まさに自分の運命を変えた勇気ある数秒でした。


頂上戦争では赤犬の前に立ち塞がり、同じように反抗しました。
そして全く同じように殺されかけて、助けられました。

 

やがて世界をも変えてしまう勇気ある数秒を生み出してしまうのでした…


2度命拾いしているコビーですが、助けられたのがルフィとシャンクスというのがまた良いですね。

 

ルフィも笑っていましたが、そのあとよく言ったと褒めています。


コビーを認めた瞬間ですね。

コビーが海軍を目指していなかったら、ルフィも仲間に誘っていた可能性もあったかもしれませんね。

 

引用:「ONE PIECE」©︎尾田栄一郎©︎集英社


『 効かないねえっ!
ゴムだから 』

ルフィといえばこの台詞トップ5に入るんじゃないか位、よく使われていますね。

 

金棒のトゲトゲの部分も当たったら痛そうですけどね?
これがカイドウの金棒だったらさすがにこうはいきません(笑)

 

引用:「ONE PIECE」©︎尾田栄一郎©︎集英社


コビーの夢を後押しするように小船をやれというルフィ。

イケメンですね…

 

ついに夢に向かって進むことができました。
コビーにとっての"ロマンスドーン"かもしれませんね。

 

引用:「ONE PIECE」©︎尾田栄一郎©︎集英社


そして2人は海軍基地のある町へ向かいます。

 

ルフィはゴムゴムの実を食べたこと、偉大なる航路を目指すこと、ゾロを仲間にすることと、コビーにとっては驚く発言ばかりです。


コビーの、『 あのゴムゴムの実を食べただなんて驚きました 』という台詞。

 

「 あの 」の部分が意味深ですね。


ベガパンク曰く、ゴムゴムの実は古い悪魔の実図鑑にも載っていなかったそうです。

何か噂で聞いたことがあったのでしょうか。


それか、ただ悪魔の実全般に対して言ったのか、真相は定かではありませんが…


こんな風に考えるのも、ONE PIECEの楽しみ方の1つですよね!


今回はここまでです。

次回は、第3話 "海賊狩りのゾロ"登場の感想を書いていきます!